カテゴリー別アーカイブ: (そ)卒業・3学期最後

あすは きっと



この絵本は、新たな出発を迎える時…例えば3学期の修了式あたりや卒業式・卒園式前に読むのも良いのですが、もしかしたら、子どもたちにとって何かとても辛い出来事があった時、それも、自分の力だけで立ち直るのが困難な時などに読むのが良いのかもしれません。
そう、今日はこんな日でも、明日はきっと…と。そんな、明日への希望が、子どもたちに伝わる言葉でかかれている絵本です。


はじまりの日



ボブ・ディランの「forever young」という曲を絵本にしたもの。
「forever young」はボブ・ディランが自身の子どものために作った曲です。
とてもシンプルな言葉で、生きることについて
子どもへの優しさあふれるメッセージを送っています。
アーサー・ビナードさんの訳がまた良いですね。
卒業式や3学期最後の読み聞かせぴったり。
ただ、すごく短いので他の本とセットで読むのが良いように思います。


けやきの木の下で



約200年ものあいだ、おばあさんの元で家族や街の人たちを見守ってきたけやき。しかし、とうとうこのけやきを切らなければならないことになりました。おばあさんは、何とかこのけやきの生命を次につないで行くことができないかと考え、とある看板をけやきにかけました…

大樹の行く末を描くことで、人と人との繋がりが感じられる絵本。この大樹は切られる前も、切られた後も、人々の間で、人々を繋げながら生き続けているのだなぁ。この大樹に限らず、人もまた、生きていくことでこの大樹のような役割を果たしているのではないか、と思います。


おおきくなるっていうことは



この絵本は、自分の過去を思い出させてくれる絵本。「大きくなった後」には、自分がどんなに小さかったかわからないもの。小さかったころを思い出すことで、自分が大きくなったことに気付かされます。卒業前の子どもたちに読んで、君たちはこんなに大きくなったんだよ、成長おめでとう!というメッセージを込めて読んであげたい絵本です。


いつだってともだち



ピンク色の子象のベノは、水玉模様の子象のフレディととても仲良しでした。ふたりは顔を見るだけでお互い何を考えているかわかるくらいの仲でした。けれどある日、ふたりはどうしても離れ離れになってしまうことになりましたフレディと別れたあと、ベノは誰と遊んでも、何をしていても楽しくありません。ベノはどうしたら良いかわからなくなり、物知りのふくろう、ホレイカに相談に行くことにしました。ホレイカがくればアドバイスは…

自分も中学校時代、土日になると(土日じゃなくても)毎日のように遊ぶ仲の良い友人が転校してしまった時に、こんな気持を味わいました。あの時この本を読んでいたらなぁ。別れというものは来なければそれにこしたことはないことですが、人生に別れはつきもの。別れの悲しみを癒す方法を教えてくれる絵本です。


たいせつなこと



スプーン、ひなぎく、雨、草、雪…それらは私たちの目に映え、私たちの想像力をふくらませてくれる。けれど、それらにとって、本当に大切なことは?これを読み聞かせしても、子どもたちにはひょっとしたら難しいかもしれません。けど、子どもの時に読んであげて、いつかまた大人になった時にこの本に出会って、その意味を考えて欲しいなぁと思う絵本です。


みんなともだち



歌としても有名なこの絵本。幼稚園の卒園式を、思い出とともに描いています。その思い出の一つ一つのシーンに出てくる子どもたち、よく見るとそれぞれその子たちの性格や個性、そして成長がにじみ出ていて、う~ん、思わずじ~んときます。幼稚園はもちろんのこと、6年生に読んでも面白いかもしれません。あ、卒業シーズンに音楽室からこの歌が聞こえてきたら、ぜひ読んであげてください!


ともだち



けんかの強いあの子は、歌の上手いあの子は、絵の上手いあの子は、よく笑うあの子は、いったい20年後何になってるのだろう?そんな「ともだち」たちの20年後のお話…

まさに卒業シーズンぴったりの絵本。けんかの強い子やよく笑う子が出てきたところでは「あ、これは○○や!」とか言う声が出ます。「君たちは20年後、どうなっているのかな?」と言う話とともに最後をしめて、そこからこれから歩んでいく道につなげていき、『きみの行く道』につなげれば卒業読み聞かせはこれでオッケー!


ぜつぼうの濁点



ひらがなの国の「や」行の町にころがっていた濁点。濁点だけがころがっているなんて「読めもしない」椿事に何事かと「や」行の町の住人が集まり、濁点に訳をたずねてみると、濁点は「自分は『ぜつぼう』に長年使えた濁点でした」と語り始めた…

「濁点」というひらがなの特性を生かしたストーリーなんですが、これが良い話なんですよねぇ…途中ぷっと笑うところもありつつ、最後は見事なハッピーエンド。絵も独特の色使いと太い線のタッチで味があります。タイトルに引かれて興味を持った方、ぜひ読んでください。きっと期待通りの作品ですよ♪


きみの行く道



きみは、これから外の世界に飛び出して行く。きみには「脳みそ」がつまっていて、「足」がある。行きたいところへはどこへだって行けるし、きみは何でも知っている。だれよりも早く飛んでいくことができる!けれど…そうじゃない時もある。迷うこともある。立ち止まって動けなくなる時もある。けど、大丈夫。君ならきっと、また進んでいける!

いやはや、卒業シーズンにこれほどふさわしい絵本はそうなない(って『ともだち』でもおんなじこと書いてますが)。旅立つ子どもたちにぜひ送りたい絵本。あ、旅立っていく大人のともだちに送るのも良いかも。スタートする背中を力強く押してくれる物語です!