カテゴリー別アーカイブ: 10月

おばけこわくないぞ!



ぼくはツヨシ、ひとりでおるすばん中。もしこんな時おばけが出てきたら…

ひとりの留守番って不安なものですよね。しかしこのツヨシ君はびっくりするような発想で空想のおばけたちをなんとかしちゃいます。そのアイデアが大人では思いつかないようなアイデアで、お話を作った石津さんの想像力あっぱれ!と思わされます。読み聞かせで盛り上がりそうな絵本です。幼児〜低学年向けかな?中学年もぎりぎり読めそうかな?


まじょのかんづめ



女の子が犬と散歩していると、森の中に見慣れない変な家を見つけます。家の中には変な彫刻があったりしますが誰もいません。勝手に家の中入ってるのも悪いと思い、家を出ようとすると、どこかから「たすけて…」という声が聞こえて…

悪い魔女が出てきて、怖い目に合わされて、けど無事頭を使ってピンチを切り抜けて…と昔話的な物語の流れ。しかし佐々木マキさんの楽しげな絵とアイデアと合間って、ぷっと笑ったりあっと驚いたりしてしまいます。


こんたのおつかい



こんたはお母さんから「おあげ」のおつかいを頼まれました。「おあげ、おあげ…」と忘れないように口ずさみながらおつかいに行きます。途中の分かれ道、お母さんには通ってはいけないという「もりのみち」を通りたくなってしまうと、天狗におどかされ、こんたはあわてて逃げていきます。「てんぐ、てんぐ…」と口ずさみながら…

こんたを驚かすものたちがド迫力でどーん!と出てきて、そして驚きのあまりおあげを忘れてどんどん違うものを口ずさんでしまうこんたが面白くもかわいくて、最後のオチも「あーなるほど!」とぷっと笑ってしまいます。低学年の子には大ウケしそうな絵本。


北の魔女ロウヒ



遠い遠い北の国に住む魔女ロウヒ。ある日、ロウヒはスキーで外に出かけようと思いつきます。暖かい服を着てスキーをはいて滑っていきますが、さすが魔女、そのまま空まで飛んでしまいます。空を飛んでいると、ロウヒは魔女らしくらいたずら心が芽生えてしまいます。そこでワシに姿を変えて、太陽と月を盗んでしまい…

フィンランドに伝わる民族叙事詩を元にしたお話です。お話もなかなか面白いのですが、雪に包まれたフィンランドの景色と時折出てくる家の中の様子のあたたかさの対比も美しい絵本です。色々なシーンで読めそうな絵本です。


しりっぽおばけ



深い森の奥に住んでいるじっさま。三匹の犬とともに狩りをしながら暮らしていました。ある晩、その小屋に忍び込んできた奇妙な生き物を見つけ、じっさまはその美味しそうなふさふさのしっぽを切り落として食べてしまいした。その奇妙な生き物は小屋から逃げましたが、その夜、小屋のかべをひっかく鈍い音ともに、外の暗闇から声が…「おれのしりっぽ…」

アメリカ・テネシー州に伝わる昔話です。アメリカの昔話絵本は珍しいですね。このシチュエーションにもし自分が陥ったら…と想像すると寒気がしてくるお話です。夏の夜にも、ハロウィンにも合う絵本。


ニコラス・グリーブのゆうれい



ある年の暮れ、農家の主人ニコラス・グリーブが亡くなった。家族はニコラスを土に埋めたがら墓が浅かったため犬が骨を1本掘り出してしまった。その夜から農家には骨を探し求めるニコラスの幽霊が現れ…

このお話は幽霊の怖さよりも、掘り出された骨の奇妙な旅の方が面白いのですが、そこを子どもたちが楽しめるかどうかが難しいところ。お話も長く、読み聞かせに向くかどうか難しいところです。ハロウィンの日に部屋を暗くして雰囲気たっぷりにして読むと良いかも…。絵は暗闇で読むと雰囲気が出そうなので、夜のお話会に読むと盛り上がりそうです。


かぼちゃのおうち



ピーターさんは大きなかぼちゃのおうちで暮らしています。しかしある日、そのかぼちゃのおうちにいくつも穴が空いていました。ピーターさんが町に仕事に出かけると、あっちこっちでかぼちゃ料理を食べている人が…この中に犯人が…?

ハロウィンにぴったりなかぼちゃのお話、ジャックオランタンもちゃんと出てきます。最後のオチもなかなか微笑ましいもの。決して犯人探しにギラギラ目を光らせていないところが、優しい絵と合間って良いですね。


カボチャばたけのはたねずみ

・カボチャばたけのはたねずみ

(木村晃彦 さく、福音館書店、2011年8月、19cm×27cm、31p、こどものとも 305号)

おじいさんのカボチャばたけに、はたねずみの家族がやってきました。はたねずみの家族たちは良いカボチャを選んで食べることにしました。毎日ちょっとずつカボチャの中身を食べていき、中が空いたカボチャは、はたねずみの家に…

はたねずみの家族たちが協力してカボチャをくり抜いていき、カボチャを食べ、家を作っていく様子がとても温かい。美味しそうなカボチャ料理がたくさんでてきて、家もとんどん立派になっていくのもわくわくします。しかし読んでいく内にだんだん心配事も湧いてくるのですが、最後はハッピーに終わります。


きょうはハロウィン

・きょうはハロウィン

(平山暉彦 作、福音館書店、2013年10月、19cm×27cm、31p、こどものとも 691号)

新しい町に引っ越してきたケンちゃん。まだ引っ越してきたばかりで、隣の家の男の子とも遊んだことがありません。ある日、買い物から帰ってくると隣の家の玄関にへんなかおのカボチャが。お母さんが、「今日はハロウィンだからね」と教えてくれました。そこでケンちゃんとお母さんはハロウィンのカボチャ提灯作ることに。そうして、「トリック・オア・トリート!」といえに来た近所の子どもたちと一緒に、ケンちゃんもオバケの格好をして回ることに…

おそらく外国に引っ越してきた家族という設定の物語。一人寂しくしている主人公がハロウィンを通じて仲良くなりつつ、ハロウィンというお祭りのこともよくわかるようになっています。ハロウィンを知らない子どもたちにとてもわかりやすい絵本。


パンプキン



秋、畑はパンプキンでいっぱい。好きなパンプキンを選んで買って帰ろう。ハロウィンといえばパンプキン!ランタンを作って町を練り歩こう!

ハロウィンのかぼちゃの種植えか、収穫、そしてジャックオランタン作り、そしてハロウィンが終わってからの畑の様子までの絵本。ストーリー仕立てではなく、写真と説明文で話が進みます。写真がともかく綺麗で大きく、読み聞かせにぴったり。日本ではあまり馴染みのないハロウィンのランタン作りもよくわかります。