同志社大学ラーニング・コモンズ見学

2013年8月日・9日に行われたSLA京都地区大会での、
同志社大学ラーニング・コモンズの見学ツアーに参加してきました。
同志社大学のラーニング・コモンズのコンセプトや様子については

同志社大学ラーニング・コモンズ
http://www.doshisha.ac.jp/research/lc/lc.html
同志社大学ラーニング・コモンズ利用ガイド
http://www.doshisha.ac.jp/attach/page/OFFICIAL-PAGE-JA-1756/18415/file/GUIDEBOOK.pdf
(※PDFファイル、4.6MB)

などをご覧いただければわかりやすいかと思いますが、
当日見学ツアーは写真撮影可でしたので、
写真と当日見学しながらiPhoneで取ったメモをもとに
その様子をお伝えしたいと思います。

ただ、写真はあまり多くは撮影できていません。
というのも、夏休みの金曜日夕方だというのに多くの学生さんたちが利用していて、
写真を撮ろうとしたら学生さんが写り込んでしまうので撮れない、
という状態が色んなコーナーであったからです。
それだけ学生さんたちが活発に利用されていることが伺えます。
これが学期中だと一日の利用者が4千人を超えることもあるらしいです。

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もっと良い写真が撮れれば良かったのですが…2階入り口に入ってすぐのスペース、
「プレゼンテーションコート」です。
広大なスペースにこのように机と椅子が並んでいますが、
自由に移動してプレゼンなども行えるスペースです。

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大型のプロジェクタが天井から吊り下げられています。
映像が明るく映し出されるもので、フロアのライトをつけたままでも
映像がしっかり見られているとのこと。

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発表用のひな壇も用意されています。
これも移動可能で、その気になればセンターステージにしてプレゼンも行えます。
設備も凄いですが、何より入り口入ってすぐにこのようなスペースがあるので、
イベントが行われていればすぐに目に入り、
興味の無かった学生も見入ってしまいそうです。
良い例えかどうかわかりませんが、
大型ショッピングモールのイベントスペースのようです。

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わかりにくいですが、これは先ほどのプレゼンテーションコートと
他のエリアの間仕切りに使われているカーテンです。
すだれ状になっていて、うっすら向こう側が透けて見えます。
これはもちろん意図してこのようなカーテンを使われていて、
エリア分けをしつつも学生さんの視界を遮らず、
視界を良くして視線を引くように考えて構造されているとのこと。
このようにともかく細部にまで「学生さんの利用」という視点で配慮されています。

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この椅子も、先ほどのプレゼンテーションコートにある椅子ですが、
持ってみると驚くほどの軽さ。
これもプレゼンでの移動や学生さんがグループで座る時に
椅子を動かしたりするのに配慮されています。

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これは見学に行った日リアルタイムで工事されていたのですが、
このようにポスターセッションもできるようなスペースにも。


このプレゼンテーションコートのある2階のコンセプトは「学びと交流と相互啓発」。
そのコンセプトでさらに3つのエリアに分かれています
(分かれている、と言っても間仕切りがほとんど無い
 かなりオープンなスペースです)。

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入り口の右側にある「グローバル・ビレッジ」。
多文化交流の場です。入り口には留学相談スペースがあり、
留学のアドバイザーが常駐して学生さんの相談に乗ります。

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PCも置いているのですが、なんとキーボードが多言語対応です。
中国語、ハングルなどの多言語のキーボードが用意されています。
他言語のキーボードって初めて見た…

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先ほどの留学相談スペースの奥にはさらにカフェスペースがあり、
大型テレビが置かれています。そのテレビに映っているのは、世界170局のテレビ番組。
そしてここでは”Don’t speak Japanese”、日本語禁止です。
うーん…凄い。日本人学生の利用度はどうなんだろう?
けど、こういうスペースがあることで逆に「よっしゃいっちょやったろう」と
チャレンジする学生さんが出てきそうです。

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そういった学生さんたちが交流しやすいようにと、
机はバーカウンターのようなものも置かれていたり。
どこまでも配慮が行き届いています。

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2階真ん中にはグループワークエリアがあります。
大型液晶に加え移動式のホワイトボードもあり、
また壁面はガラスになっていてここも学生さんの視界を
遮らないように作られています。

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2階にはもうひとつ「インフォダイナー」というエリアもあります。
ここは飲食しながらグループワークができるスペース。
このコーナーの横に置いているドリップコーヒーの豆はかなり「良いもの」を
使ってるとのこと。海外の大学の先生方は豆にこだわるから、らしい(笑)
そしてこのインフォダイナーの机の壁面、ホワイトボードになっていますが、
ここにはプロジェクタでPC画面などを映し出すこともできます。
机の下にプロジェクターが仕込まれていて、
コードは机の真ん中の蓋をあけると接続コードが出てくる。凄い…

ちなみに、写真が撮れなかったのですが2階には畳型の台座もあり、
和室のようなスペースも作れます(先ほどのPDF参照)。
外国人留学生さんが盛り上がるそうです(笑)


2階はこのように学生同士の学びの交流の場であるのに対し、
3階は「アカデミックスキルの育成空間」。
専門的なサポートスタッフが常駐し、
学生さんが実践的なスキルを学ぶ空間というコンセプトです。
このエリアも学生さんが多く写真があまり撮れなかったので
詳しくは先ほどのPDFファイルをご覧いただければわかるのですが、

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簡易スタジオとして使えるワークショップルーム、
緑一色のスクリーンがあって合成映像を作成できたり、

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このように講演のできるエリアもあります。
ここではアカデミックスキルの講習会なども開かれるとのこと。

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グループワークのスペースもあります。

また、写真が撮れなかったのですが(学生さんがたくさん利用していた)、
「アカデミックサポートエリア」というエリアがあり、
論文作成やプレゼン、資料探索などをサポートする先生やチューターが常駐し、
学生さんの学びの相談を受けるとともにスキルを教えたり、
「マルチメディアラウンジ」では「赤ジャン」「青ジャン」と通称されている
赤いジャンパーと青いジャンパーを着たスタッフがいて、
赤ジャンスタッフを着ている人はWordやExcelなどの使用方法、
青ジャンスタッフは画像や動画編集などのグラフィック系のサポートをしている、とのこと。
設備を作って終わり、ではなく専門スタッフがサポートするということも大切にされていました。
なお、3階にはなんと「プリントステーション」もあり大判のポスター印刷や
何かグループで活動するさいのTシャツ作りなどもできて、
そこには印刷会社の職員さんが常駐されています。


ともかく、この記事で全部は伝えきれないくらい、
熟慮に熟慮を重ねた学びのスペースを作り上げ、
さらに学生が有機的に学んで行けるように専門の先生・スタッフが
全力を上げてサポートする体制を作っている、という印象を強く受けました。
また、大学の学びが座学中心ではなく、
「学んだことをアウトプットする」学び(ガイドをしてくださった先生談)に
変質しているその姿を目の当たりにしたように感じました。
このような拙い紹介では到底伝えきれないほどのものでしたので、
見学ツアーなどが開かれたらぜひ参加されることをおすすめします。


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