「学校司書資格」に必要な科目検討

※この記事は日本図書館研究会図書館教育研究部会例会のための記事です
なお部会所属の皆様はコメント等で本名を記載されないようお願い致します


学校司書が法制化されたましたが、
今後さらに学校司書資格が制定されたと仮定して、
これまでの自分の学校司書経験から必要と思われる科目を
司書資格・司書教諭免許・教員養成課程を参考にしつつ考えてみました。
SLiiiCのサマーワークキャンプで講師をする際に、
話のネタが無くなったら出そうと考えて作っていました。

まず科目名をざっと挙げてみます。
科目名等は司書・司書教諭・教員の科目から流用しています。
【司書】は司書講習と同じ科目で主に図書館全般に関する科目、
【司教】は司書教諭講習と同じ科目で学校図書館に関する科目、
【教員】は教員養成課程と同じ科目で教育学に関する科目
【学司】は学校司書独自の科目です。
(  )は単位数と必修・選択です。
リスト作成の説明はのちほどにして、先に科目名を挙げておきます。

【司書】・生涯学習概論(2・必修)
【司書】・図書館概論(2・必修)
【司書】・図書館情報技術論(2・必修)
【司書】・図書館サービス概論(2・必修)
【司書】・図書館情報資源概論(2・必修)
【司書】・情報資源組織論(2・必修)
【司書】・情報資源組織演習(2・必修)
【司教】・学校経営と学校図書館(2・必修)
【司教】・学習指導と学校図書館(2・必修)
【司教】・読書と豊かな人間性(2・必修)
【教員】・教育原理(2・必修)
【教員】・特別支援教育(2・必修)
【教員】・生徒指導論(2・必修)
【教員】・教育心理学(2・必修)
【教員】・特別活動(2・必修)
【学司】・学校図書館概論(2・必修)
【学司】・学校図書館サービス論(2・必修)
【学司】・学校図書館サービス演習(2・必修)
【学司】・学校図書館実習(1・選択)
【学司】・学校図書館設備論(1・選択)
【学司】・学校図書館制度・学校図書館史(1・選択)
【学司】・学校図書館基礎特論(1・選択)
【学司】・学校図書館サービス特論(1・選択)
【学司】・学校図書館情報資源特論(1・選択)
【学司】・学校図書館総合演習(1・選択)

総単位数:20科目38単位(選択からは2科目以上選択)

ちなみに、司書資格は13科目24単位なので
司書資格よりも科目・単位数ともに多くなっています。

・文部科学省「司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目一覧」※PDFファイル

このリストを作るために、まず学校司書の業務や
学校司書として持ちあわせておくべき知識や専門性を
リストアップしました。
そのリストがこちら。

1.発注、受入、目録
2.レファレンス
3.貸出・返却、予約、リクエスト、督促
4.相互貸借
5.選書
6.目録・資料厚生
7.情報処理・情報技術
8.図書館運営計画作成
9.図書館精度・図書館政策
10.学校図書館教育計画(カリキュラム)作成
11.学校図書館教育研究
12.学校図書館組織
13.学校図書館資料論(蔵書構築、資料保存含む)
14.教職員レファレンスサービス
15.児童レファレンスサービス
16.広報活動
17.読書指導
18.学校図書館間連携
19.公共図書館連携
20.オリエンテーション(児童・教職員向け)
21.図書館デザイン(レイアウト、建築、サインなど)
22.地域・他機関連携
23.図書委員会活動
24.学校図書館史
25.学校図書館制度・政策
26.学校図書館実習
27.基本的な教育学(教育原理)
28.特別支援教育
29.生徒指導(生徒相談含む)
30.学校組織
31.課程対応
32.進路相談
33.児童心理学・教育心理学
34.教育政策

この34の項目と司書・司書教諭・教員それぞれの講習・養成課程で
必要な科目・学ぶ科目とを対比し、
それぞれの項目がどの科目に当たりそうか(カバーできそうか)を検討し
足りない項目は新たに科目を作成してリストに入れました。
詳しくは対応表のExcelファイルを見ていただけるとわかるかと思います。

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Excelファイルが見られない方のためにPDFファイルはこちら

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「学校司書がこの科目を学ぶ必要があるのか?」
「学校司書はこんなこともするのか?」
という賛否両論があろうかとは思いますが、
そういった科目は大抵

「学校司書としてこれまで勤務してきた中で
学んでいなくて苦労した、学んでおきたかった科目」

です。
色々ご意見等があるかとは思いますが、
考えるヒントとしてご笑覧いただければと思います。


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