ゆうだち



ものすごくでかくてまっかなざりがにのことを、みんなは「まっかちん」と呼んでいる。5年生のタッちゃんはその日、ものすごくでっかいまっかちんを釣った。まだ1年生のゆうたは「じぶんもいつかはこんなまっかちんが釣れるかな?」と思っていた。そうしている内に夕立が降りだした。雨が蓮の葉の上におちてものすごい音を立てる。みんなは秘密基地に走って行った。けれど、ゆうたは足元にさっきのまっかちんが入ったバケツが置きっぱなしなのに気づいて…

夏、まとわりつくような暑い空気に一瞬の涼しさをもたらす夕立。この絵本もそんな物語です。ざりがに取りに夢中になった少年時代の想い出、幼い子どもの憧れや勇気が淡々と、ノスタルジックに物語られています。夏といえば楽しい内容の絵本が多いですが、こんな静かな物語もたまにはいかがでしょう?


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